第十一回連載資料

京都国立博物館 <5>

お詫び
『京都帝室博物館列品目録 第一回』と書きましたが、正確には『京都帝室博物館列品目録 第回』でした。
申し訳ございませんでした。
さて、その第二回はこちらで閲覧することができます。
http://opac.ndl.go.jp/recordid/000000989630/jpn

  

現在行われている妙心寺展の会場案内図
  

明治40年の会場案内図(赤のいろははわたしが入れました)  

これまでをまとめると、以下のようになります。


まんなかにとりわけ選ばれた絵画と彫刻があり、美術工芸部、戦利品、天皇家関連、工芸、建築金属、歴史文書、書画、絵画、彫刻でめぐらすという構造です。
これをみると、向かって左側はいわゆる工芸品が多く、右側には紙や木材を使用した品が集められていることに気付きます。
  
また、展示室の広さは以下の5つに分類できると思います。
「い」
「ろ」
「ぬ」
「は」「ほ」「と」「ち」「を」「わ」「よ」「れ」
「に」「へ」「り」「る」「か」「た」
  
書いていて、ひっかかったところもありました。
「布田券」「大閤寄附の大鍋」という出品があったのですが、これはどういうものなのかつかめませんでした。ご存知の方はぜひご教示ください。
「「わ」の室は書画部にて之を日本支那分つ神品あり」とありますが、「之(これ)」はなにをさしているのでしょう。もし、書画という意味ならば、日本と中国に別々にする品があるということでしょうか。
  
妙心寺展あっていたので訪問しました。森田慶一設計の新館はすでに近づけなくなっています。

  
同時に西門も閉鎖されていました。西門から入るのと南門から入るのでは感覚が全然ちがっていて、これが醍醐味なのですが・・・。

  
ちょうど桜の季節でした。

新聞記事に「乗絲桜」とありましたが、これなのかもしれませんね。