2009-01-01から1年間の記事一覧

第三十回連載資料

引き続き、松田聖子と篠原一男についてです。 松田聖子のRock'n Rougeの別ヴァージョンについて あのミラーのドレスではなく、セットに鏡の要素がふんだんに散りばめられているものです。 歌詞はこちらからどうぞ。 http://music.goo.ne.jp/lyric/LYRUTND489…

第二十九回連載資料

今回は二回連続連載で、「松田聖子と篠原一男」という流れで鏡を取り上げました。 次回は引き続き松田聖子と篠原一男が登場する予定です。 松田聖子(1962-) 連載と全く関係ないところですみませんが、松田聖子といえば、わたしにとっては「夏の扉」という…

第二十八回連載資料

今回は前回の「可視/不可視」に引き続き、「隠れる」ことをとりあげました。 最初に引用した槇文彦の文章については、以下から引用しました。 新建築2008年5月別冊 『IN PROGRESS ── 槇文彦・最新海外プロジェクト』 http://www.japan-architect.co.jp/japa…

第二十七回連載資料

今回は可視/不可視のあいまとして「遮蔽」「透明」についてとりあげました 青木淳設計「ルイ・ヴィトン銀座店」(2000)について 下のリンクは名古屋店の外観ですが、市松模様のデザインは変更されていません。わたしは「光の見え隠れ」という言い方をした…

第二十六回連載資料

三菱一号館 明治27(1894)年にジョサイア・コンドル設計で竣工し、昭和43(1968)年に壊された建物ですが、今年元の場所に「召還」されました。 当時の図面については『建築雑誌』6(72) (明治二十五年十二月号)からダウンロードができます。 http://ci.ni…

第二十五回連載資料

今回は「ナイト・ドライバー」(1976 アタリ)を取り上げました。 特徴はなんといっても、三次元の視点で運転をすることができるという点です。これだけでもこのゲームの価値があります。 紫と黄で流線型といいますか、スピーディな車を中心にデザインがされ…

第二十四回連載資料

今回はスティーブン・スピルバーグ「ジョーズ」に登場するゲーム、「キラー・シャーク」を取り上げました。 ジョーズ予告編 スクリーンショットで説明します。 海から女性が泳いでいるシーンになり、0:38秒前後に、女性が襲われますが、 0分47秒から、サメが…

第二十三回連載資料

今回はガン・ゲームの黎明期を中心にしました。 「クワック」(1974) 「レイ・オー・ライト」(1936) 「ショット・ザ・シュート」(1939) Shoot the Chutes 機構も説明していて、珍しい映像だと思います。ギアが入ってパラシュートが乗降するのですが、なん…

第二十二回連載資料

今回は「ガッチャ」以後のテレビ・ゲームについて話しました。 Tank(タンク) フライヤーを二枚紹介します。 フライヤーには"Realistic tank controls!" "cannon fires, shells explode!" "your own tank command!"とあるように、自分のタンクをもつことが…

第二十一回連載資料

今回は、石井桂(いしい・けい 1898-1983)をとりあげました。 石井の著書として、『建築家の歩いた道』(1954)というのがあり、タイトル通り、「建築家」という意識が垣間見えるエッセイとなっています。 http://opac.ndl.go.jp/recordid/000000917220/jpn…

第二十回連載資料

今回は岸田日出刀(きしだ・ひでと)を中心に話してみました。わたしがみた岸田の写真のいくつかはカラーの入った眼鏡 - サングラスをかけていますね。きっと好んだのでしょう。 岸田日出刀著作一覧は以下にあります(『過去の構成』1951年版が入ってません…

第十九回連載資料

「スペースレース」(1973.7) フライヤー(チラシ)と筐体 ゲーム画面 これはアタリ社からライセンスを受けたバリー=ミッドウェイ社「アステロイド」は以下になり、筐体の雰囲気が違います。筐体の側面に飛び立つロケットがデザインされ、ゲームの含意がみら…

第十八回連載資料

今回は「ポン」の展開にみられる特性を書いていきました。 「ポン」がプレイヤー数、ゲームシステムをどのように展開させていったのかを当時のフライヤーと写真でみていきましょう。まず最初のポンから Pong (1972) Barrel Pong (1972) Pong Doubles (1973) …

第十七回連載資料

お詫び いつもシンクタンク通信>を読んでいただき、ありがとうございます。 今回は、7月1日から3日までメール配信システムがメンテナンス中のため、7月4日に配信されます。 遅延することをお詫び申し上げます。なにとぞご了承いただけますようお願い申し上げ…

第十六回連載資料

<2009年6月19日 追記> 開発者のラルフ・ベーア本人の公式サイトです。 http://www.ralphbaer.com/ マグナボックス社のオデッセイ(1972)の紹介とコマーシャルです。 パネルをブラウン管にはりつけて、そこに浮かび上がる光にプレイヤーの動きが投影される…

第十五回連載資料

EDSACという計算機(下の写真)で開発され、オシロスコープを使ったゲームがOXOというものです。 OXO(1952) これは日本でいう、三目並べで、○か×を3つ連続して並べたほうが勝ちというゲームです。 ただし、この動画はエミュレーター(パソコン上で再現した…

第十四回連載資料

ナムコの「パックマン」はあまりの人気ゆえに様々な派生が生まれました。たとえばパックマンが女の子になったり、不正にコピーした基板(いまでいう、ゲームのカセットみたいなものです)も出回りました。以下は本家。 パックマンの背景はニューヨークのよう…

第十三回連載資料

字数の制限でとりあげなかったのですが、自動と芸術といえば、シュルレアリスムにおける自動記述も重要なトピックです。これは、神経医学を学んでいたアンドレ・ブルトンという人物が何も考えず、すばやく手を動かして文章を書いていく、という行為です。 さ…

第十二回連載資料

アマゾン・ドット・コム流通センターとグーグル・データ・センター 市川塩浜のアマゾン 大きな地図で見る アマゾン・ドット・コムの光と影作者: 横田増生出版社/メーカー: 情報センター出版局発売日: 2005/04/19メディア: 単行本購入: 13人 クリック: 598回…

第十一回連載資料

京都国立博物館 <5> お詫び 『京都帝室博物館列品目録 第一回』と書きましたが、正確には『京都帝室博物館列品目録 第二回』でした。 申し訳ございませんでした。 さて、その第二回はこちらで閲覧することができます。 http://opac.ndl.go.jp/recordid/00…

第十回連載資料

京都国立博物館 <4> 去年あった河鍋暁斎展の図です。左回りの一方通行です(わたしの知るかぎり、現在はどんな展覧会でも左回りの一方通行であったように思います)。 明治の開館時は凸の形であったのが、□の形に変更されていることがわかります。 高台寺…

第九回連載資料

京都国立博物館について <3> ペディメント、エンタブラチュア、赤煉瓦、アーチ 『京都国立博物館百年史』の149頁より 内部図面(数字は無視してください) 前面とあるのが、正面玄関です。 図面は凸の形をしていて、凸のまんなかにあるのが中央室です。 …

第八回連載資料

京都国立博物館 <2> 金子静枝(本名 金子錦二)についてプロフィールはたとえば以下に詳しくあるように、展示関連のメンバーに名前を連ねており、博覧会・美術関連に顔の広い人物だったと思います。 『第五回内国勧業博覧会審査官列伝 前編』東京:金港堂…

第七回連載資料

京都国立博物館<1>今回は京都国立博物館について話していきます。 まず、前回と同様に場所を確認してみましょう。大きな地図で見る 大きな地図で見る 現在は切符売り場が手前の両脇にある、砂色のタイルが張られた建物に変わっているのですが、当時は奥に…

第六回連載資料

今回は奈良国立博物館から話していきます。まず、場所を確認してみましょう。 大きな地図で見る 奈良国立博物館パンフレットより博物館本館の西側には歩道が計画されていることがわかる。 奈良県立図書情報館 絵図展示ギャラリーより http://www.library.pre…

第五回連載資料

「身体の変容」を計四回、10000字で扱ったのですが書ききれないこともありました。 たとえば、義手・義足の歴史を扱いませんでした。マーフィーやポンティのパートで幻肢についてちょっとふれたのですが、あのあとに義手・義足について書こうという考えがあ…

第四回連載資料

聖徳太子絵伝 第六幅(部分) 南北朝・室町時代 叡福寺蔵 絹本著色富士曼荼羅図 重要文化財 縦186.6cm、横118.2cm 富士山本宮浅間大社所蔵 http://www.city.fujinomiya.shizuoka.jp/e-museum/fujiyama/man.index.htm <文学と富士> 富士山−言葉で描かれた「富…