第二十七回連載資料

今回は可視/不可視のあいまとして「遮蔽」「透明」についてとりあげました
  

青木淳設計「ルイ・ヴィトン銀座店」(2000)について
下のリンクは名古屋店の外観ですが、市松模様のデザインは変更されていません。わたしは「光の見え隠れ」という言い方をしたのですが、下のリンクではモアレという言い方をしています。
http://rempei.web.infoseek.co.jp/photo/kiji/029lvnagoya.html
http://www.flickr.com/photos/26151034@N00/393401554/

ドルアーガの塔」(ナムコ 1984

今回は「ブック・オブ・ライト」というアイテムのみをとりあげましたが、このゲームには多くのアイテムがあります。たとえば、「キャンドル」はゴーストの姿を見えるようにするアイテムであり、透明/不透明の効果が狙われているゲームだとおもいます。むしろ、ゴーストの姿は「半透明」ですが。
本当は、このアイテムをとってゲームを有利に進めやすくするのがセオリーなのですが、上の動画は、「やりこみ」と言って、わざとアイテムをとらないでクリアする様子を見せています。それほどこのゲームはヒットしたということです。

  

火の鳥 鳳凰編 我王の冒険」(コナミ 1987)

鬼瓦をつかって足場を作っていくというゲームシステムが独特で、まあまあ流行ったと記憶しています。鏡を使うシーンは画像も含めて発見できませんでしたが、我王が白くなるようなエフェクトがかかっていたと思います。

  

透明に関する書籍で以下はとくに外せないでしょう。江戸川乱歩も透明人間という本があり、操り人形を透明人間にみせかけているというトリックだったと思います。

地球からの贈り物 (ハヤカワ文庫 SF 359 ノウンスペース・シリーズ)

地球からの贈り物 (ハヤカワ文庫 SF 359 ノウンスペース・シリーズ)

透明人間 (岩波文庫)

透明人間 (岩波文庫)

   

山東京伝『骨董集』
これは、いわゆる風俗の起源について考証したもので、以下のリンクは、ラフカディオ・ハーンの旧蔵本をスキャンしたものです。
http://utomir.lib.u-toyama.ac.jp/dspace/handle/10110/2547

  

入稿したあとに天内さんとのやりとりで教えられたのですが、007のDie another dayで透明な車が登場していることに気付きました。以下の予告編でみることができます。