第十七回連載資料

お詫び
いつも<アートシンクタンク通信>を読んでいただき、ありがとうございます。
今回は、7月1日から3日までメール配信システムがメンテナンス中のため、7月4日に配信されます。
遅延することをお詫び申し上げます。なにとぞご了承いただけますようお願い申し上げます。
http://www.mag2.com/info/

Atari(1972-)とPong(ポン)について 

Pongのゲーム風景

アタリ社が起業した地のすぐ近くに、ポンが試験的に置かれたアンディーキャップス タヴァーン(Andy Capp's Tavern)というバーがあります。これは、カリフォルニアのSunnyvaleにあります。

詳しい場所は以下をごらんください。外観は同じようですが、現在も営業しているのでしょうか。

大きな地図で見る
  
Pongがアンディーキャップス タヴァーンに置かれたときの逸話があります(日本語字幕あり)。これはディスカバリーチャンネルで放映されたゲームの歴史の一部だと思います。

    
当時のコマーシャル

何をいっているか、耳のきこえないわたしにはわかりませんが、ガンマン風のおじいさんが出てきてしゃべっているので、最初は「ゲームのコマーシャル」という印象がありませんでした。

  

“jeu de paume(ジュー・デ・ポーム)”


手に筒のようなものを通しているところに注目してください。
  
クロード・レヴィ=ストロースが『野生の思考』で以下のように述べていたことが思い出されます。

 《ブリコレ bricoler》という動詞は、古くは、球技、玉つき、狩猟、馬術に用いられ、ボールがはね返るとか、犬が迷うとか、馬が障害物を避けて直球からそれるというように、いずれも非本来的な偶発運動を指した。

野生の思考

野生の思考

  

Air Hockey
  
Brunswick社(1845-)はエアホッケーでなく、ビリヤード台の販売が主力のようです。
http://www.brunswickbilliards.com/contender/air_hockey/index.html
ほかにボウリング場など、アミューズメント施設の建築にもかかわっている企業です。
  
エアホッケーについて調べているときにしりましたが、今度発売されるWindows 7エアホッケーのゲームがあるようですね。

  

Tennis for two

Tennis for twoは6/4配信分にも少し触れたことがあるのですが、1958年10月に連邦原子力研究機関、ブルックヘブン国立研究所の計測器部門にいたウィリアム・ビギンボサムが見学会でお客さんを楽しませるために開発したものとされます。実際に見学者によって遊ばれています。
ゲームをする際、料金をとることはしていなかったようです。
  
以下に展示当時の写真があります。
この写真の左から二番目に、丸い画面がある上に細長い機械がみえますが、それがTennis for twoです。
http://www.flickr.com/photos/brookhavenlab/3148602226/
http://www.pong-story.com/1958.htm
    
Tennis for twoに極めて似たゲームを以下のサイトでプレイすることができます。
http://homepage2.nifty.com/nsh/java/tennis.html
本来はジョグを回してボールを打ち出す角度を決めるのですが、ここではマウスの位置とボールの位置の関係で打ち返す角度が決まります。
  
参考映像